まつもとクラフトナビ > イベント・企画展 > 「丸山正/帯 × 高木由利子/写真」展
丸山氏の布の魅力は、色彩と質感に拘った、他に類を見ない独創的な創作方法にある。叩かれ擦られて力強く生まれ変わった絹布が、複数接ぎ合わされて帯となる。立体になることを意味付けられた帯は、人体と一つになり、美しい陰影を現す。
写真家・高木氏は、独自の視点から衣服や人体を通して「人の存在」を世界各地で撮り続けている。丸山氏との出会いにより「人と布」の関係性に新たな興味を持つ。
2009年、晩秋の長野の空気は冷たく、衣擦れとシャッターの音が心地よく響いた。ゆったりと、時には早く波打ちながら次々とモデルに巻きつけられてゆく布。一瞬に見せる布の表情や動きを、高木氏は逃さずに捉えていった。
今展は、布に深い積層を作り出すような丸山氏の仕事と、巻きつけを通して、その時間の厚みと空気を見事なまでに美しく見せてくれた、高木氏の写真を展示するものである。
是非ご高覧ください。
同時開催:マルの西洋裂
開催期間 | 2012.05.19~ 2012.05.27 |
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開催場所 | 高美屋文庫(ギャルリ灰月階下) |
時間 | 11:00~18:00 |
入場料/参加費 | 無料 |
住所 | 長野県松本市中央2-2-6 高美書店2F |
休日 | 火曜日、水曜日 |
お問い合わせ | 0263-38-0022 |