以前より制作してきた白化粧の作品は、土と化粧の質感を重視した作品で、シンプルな造形は計算された硬質な構造物のようにも見えます。
反してこの数年制作している文様の器は、プリミティブでモダン、土と化粧に釉薬の質感をプラスしたもので、おおらかで明るいものになっています。
また、硬質な造形に文様を載せた作品は、表情が豊かになり、これまでの両者が上手く融合しています。原初的な文様は私達の心に素直に響き、実用の器として、絵画として、彫刻作品として、日常を豊かに彩ってくれます。
市岡さんの2年振りの個展です。是非、ご覧頂きたく、ご案内申し上げます。

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