陶工 宮﨑匠さんの3年半ぶりとなる個展を開催いたします。
宮﨑さんの器というと几帳面な鎬や凛々しくも透明感のある呉須釉、素朴でありながら繊細さの際立つ轆轤しごとが特徴ですが、大きな土台は変わらずも、この5年ほどお付き合いをする中でずいぶんとたくさんの小さな変化を見てきたように思います。
一番大きな変化としてはガス窯から薪窯へと焼き方が変わったことが挙げられますが、新たな釉薬への挑戦や器の形、重さの微調整など毎度訪ねるたびに静かな熱を器から感じてきました。
宮﨑さんはオープン時からお世話になっている初期メンバーであり、また同世代の作り手としてこれからも長く、共に歩みたい人であります。
今展ではカレーライスやパスタを盛り付けたくなる器をメインに、小皿、小鉢や蓋物、湯呑みなど製作いただきました。秋の美味しい実りを楽しめる季節に、ぜひお役立て頂けますと幸いです。

← 前のイベント

次のイベント →