まつもとクラフトナビ > お知らせ > 作って使おうワークショップ第3弾レポート
2011年12月10日
11月29日(火)に開催した、使って使おうワークショップ第3弾「ジャム&ジャムスプーンを作ろう」は、大好評で終了することができました。ご参加くださったみなさま、ありがとうございました。
今回は、1回のワークショップで2つのアイテムを作るという盛りだくさんの内容でした!
当日は定員を越える11名にご参加いただきました。
場所は松本市中央公民館・Mウイング。
4階には、「工作室」と「調理室」がなんと隣り合わせにあります!絶好のロケーション…!(あれ?ロケーションとは言わないですか…?)
そんなわけで、参加者は2つに分かれて、前半と後半で「ジャム」と「スプーン」を作りました。
まず、「ジャム」のほうを見てみましょう。
講師は「Momo cafe(モモカフェ)」の蒔田友之さん夫妻です。
講師はMomo cafeの蒔田さん。
「1時間でジャムができるの?」とちょっと不思議に思っていた人もいたようですが、ちゃんと1時間(実際に煮るのは20分ほど)でできあがりました!
2人1組になって、まずはたくさんある果物の中からいくつか選んでいきます。
蒔田さんは「一つの素材に別の風味が加わることでさらにいい味になるし、食べて楽しい!」と果物をいくつか組み合わせて普段ジャムを作っています。
「これとこれは合うの?」「もう1つ足すとしたら何がいい?」と相談しながら果物を決めて、まずは切ります。
果物をきざんだ状態です。
大きく切ると、食感が残るとのことですが、そこはお好みで。
切ったら、そこにグラニュー糖を入れます。
計りながら入れていきます。
グラニュー糖を入れたらあとは鍋に入れて強火で煮ます。
「強火で煮ると風味が逃げないし色みも良くなります」と蒔田さん。
火にかけて、ヘラでまぜながらしばらくすると、液状化して…細かい泡が出てきたと思ったら、どんどんブクブクと白い泡だらけに…!
最終的にはこんな感じに。
あっという間にジャムができてしまいました。
選んだ果物によって色も違います。
瓶詰めにして、残りはみんなでヨーグルトと一緒に試食。
家で作るときのコツやジャムに向いた果物は何か…など質問しながら、それぞれの味を楽しみました。
「こんなに簡単にできるなら、家でもできそう」という声も多数。いろいろな果物を組み合わせてぜひ作ってみてください!
では、スプーンのほうへ。
講師は鍛金工房「ブリキや彰三」の佐藤彰三さん夫妻です。
最初は本当に「板」です。
スプーンは純銅製で、板から切り出して、叩いて作っていきます。
まずはハサミで銅板を切っていきます。金属なのでやっぱりちょっと硬そう…。難しいところは佐藤さんに手伝ってもらいながら進めます。
ちょっと力が要りますね…。
スプーンの形に切り出したら、そこから木槌を使って叩いていきます。
木の台のくぼみにスプーンを合わせて…すくう部分だけじゃなく、柄の部分もしっかり叩きます。
台にはスプーンのかたちに合ったくぼみが。
形が整ってきたら、縁を鉄やすりと布やすりでなめらかにしていきます。ちょっと大変ですが、持つところと口に入るところなので、なるべく丁寧に…とみなさん頑張ります。
佐藤さんが「これで大丈夫」とOKを出してくれたら、最後に名前を刻印。
最後にちょっと形も整えて…。
完成!名前入り!
手前は銅板そのままの色。奥の黒褐色のものは硫化カリウム液に浸して仕上げたものです。
「どっちの色味も素敵…!」とみなさん迷いながら、自分のスプーンを完成させていました。
今回はワークショップのダブルヘッダー(?)みたいな感じで、かなり盛りだくさんでしたが、「1度で2度楽しい!」と参加していただいたみなさんには喜んでいただけたようです。
参加者のみなさん、蒔田さん、佐藤さん、ありがとうございました!
蒔田さん、佐藤さん、ありがとうございました!