まつもとクラフトナビ > お知らせ > ワークショップ「ステンドグラス制作体験」レポート
2012年12月21日
クラフトのまち・まつもと実行委員会が主催する「作って使おうワークショップ」、今年度第2弾「ステンドグラス制作体験」が11月23日(祝・金)に行われました。(レポートが大変遅くなってしまい…すみません…。)デザインからじっくり取り組んだ様子をご紹介します!
ワークショップは城山公園にあるGallery&CAFE 憩の森で行いました。
講師は信州新町で制作活動を行うガラス作家・山口利一さんです。
今回はゆっくりどっぷり取り組めるように、デザインからスタートです。
山口さんが用意したガラスは透明なものや色が入っているもの、表面に凹凸があるものなどさまざま。
いろいろなガラスがたくさん
ここから、好みのものを選んで形を作っていきます。…が、これがなかなか難しい。並べてみるものの、ちょっと大きさが合わなかったり、曲がり方が逆向きだったり、色合いが微妙だったり…。
思い通りに形にするのは難しい…!
サイズが合わないものは、カッターで切れ目を入れて、パキッと割っていきます。
あーでもない、こーでもないといろいろなガラスを並べながら、なんとか形が決まりました。
なんとなく、形が決まりました
続いて、それぞれのガラスのパーツの側面を滑らかにするために、ダイヤモンドの刃がついたカッターを使って削っていきます。
滑らかにするために削ります
1つずつ削り終わったら、今度は銅のテープを巻いていきます。このテープを巻くために、滑らかにしたわけですね。ガラスの厚みはそれぞれ少しずつ違うので、厚さに合わせた幅のテープを使い、きれいに張りつけていきます。
ぐるりと側面に巻きます
1つずつ、丁寧に丁寧に…
できたら、ハンダごてを使ってガラスを接着します。「学校の技術の時間に使って以来!」とちょっと懐かしい気持ちになりつつ、境目に沿って少し多めに付けていきます。最初は恐る恐る…という感じの手つきも、慣れてくると楽しくなってきます。
ハンダごてを使って接着
デザインのときは相談しながら進めていたみなさんも、削ったり、テープを貼ったり、接着したり…となると、集中して黙々と。山口さんは、その手元を見ながらアドバイスしたり、ときには手伝ったりしてくれます。
集中して黙々と…
接着が終わったら、硫酸銅を塗ってアンティークっぽい雰囲気に仕上げて完成!
中にはフットランプに加工する人もいました。
フットランプはやさしい光
お昼を挟んで約5時間。本当にじっくりと取り組むことができたワークショップになりました。「これだけ集中することができるのは、逆に気持ちいい」という声も。丁寧に作り上げた分、できあがりにも満足していただけたようです!
参加者のみなさん、山口さん、Gallery&CAFE 憩の森のスタッフのみなさん、ありがとうございました!