まつもとクラフトナビ > コラム > まつもと工房探訪 番外編「藤原印刷株式会社」(松本)-つづき
2014年03月26日
さて、前回ちらっとお知らせしましたが、なんと「まつもとクラフトナビ」のフリーペーパーを作っちゃいました!その印刷をお願いしたのが藤原印刷さん。「せっかくだから、どういうふうにフリーペーパーができあがるのか、ちょっと見てみたい…!」そんなワガママをきいていただき、前回の「工場探訪」の続編的に、印刷現場をレポートしたいと思います。
どんどん刷りあがっている!
工場に入らせてもらって目に入ったのは…どんどん刷り上がっていく、我らのフリーペーパー!!!
もういきなりテンションが上がってしまいます。
色合いや、汚れがないかなどをチェックしていきます
たくさん刷られていたので、すっかり本番かと思いきや、これはまだテストの状態。色の出方や汚れがないかなどを細かくチェックしていきます。
細部にわたって確認中
前回の工場見学でも感じたのですが、機械で印刷しているとはいえ、その工程には多くの人の手と目が使われているのだと改めて思いました。
あまりじーっと見て、お仕事の邪魔をしてはいけない…と、ちょっと機械のほうにも視線を向けてみます。
これは紙を送る部分
これは機械を上からみたところ。インクが見えます
紙を送る部分も、紙の特徴や厚さによって調整が必要。もちろんインクも大切。印刷はCMYK、C=シアン、M=マゼンタ、Y=イエロー、B=ブラックの4つの成分によって色が決められる…ということは何となく知ってはいても、こうして実際に各色が使われているのを目にすると「おおおお…しーえむわいけー…」とつい声を出してしまいます。
そんなことを言っている間に、何度もテスト刷りが行われ、いよいよ本番。
いよいよいきますよ…!
本番、といってもあとは機械にお任せ…ではありません。
高速で動く機械からうまいこと用紙を引っ張り出します
ときどき、うまいタイミングで印刷された紙を取り出して…
ここでもチェック!
さらに確認をするんです。藤原さんに聞くと、どんなに調整してもたくさん刷る場合は細かく見ていく必要があるとのこと。機械にかけたらあとはお任せ!なのではなく、丁寧に見ていただいていることに感動しました。頑張って作ったものを、大切に印刷して、本にしてもらえるということは、作った本人にとっては本当に嬉しいことです。ありがとうございます…!
「せっかくなので、1枚持っていきますか?」と言われていただいた、工程の途中の貴重な1枚がこちら。
どーん!
フリーペーパーは32ページあるのですが、その半分の16ページ分が割りつけられているのがおわかりでしょうか?
こうして印刷したものをインクを落ち着かせるために1日寝かせ、裏面にも16ページ分を印刷して、そこから裁断、製本してフリーペーパーが完成するわけです!イェイ!
そして…できあがったフリーペーパーがこちら!
どどどーん!!!
フリーペーパー「クラフトのまち・まつもと」。これはもう、良いものに仕上がったと思います(自画自賛)。
当サイトに掲載しているギャラリー・ショップ、飲食店をはじめ、観光協会などにも随時配布する予定ですので、この表紙を見かけたらぜひお手に取ってみてください。